桜蔭塾開塾に向けて
ー桜蔭会 髙﨑みどり会長からのメッセージー
桜蔭塾は、「会員同士が学びあい、教えあう」、また
懐かしいお茶の水女子大学の先生がたにご研究のお話をうかがう
この二つを柱とした桜蔭会の新事業です。
お茶大の先生がただけでなく、桜蔭会会員の中からも講師を募集し、
お互い学びあうことをつうじて、異なる年代、異なる学部・専攻、異なる居住地域の会員同士が切磋琢磨する場所となるでしょう。
当面は Zoomのシステムを利用することになりますので、その機能をフルに使い、バーチャルな教室の中で、アトランダムな組み合わせでのグループ活動やディスカッション、実演など色々なパフォーマンスが可能です。地方の会員の方もクリック一つで参加できますし、おひとりでも、長く会っていない同窓のお友達とご一緒でも、気楽にご参加いただけます。
いずれは直接集まったり、動画を配信するなど、さまざまな展開が考えられるでしょう。この新事業が会員の皆さまを繋ぐ場、学びあう場となり、大きく育っていくことを願っております。
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当面は、オンライン上での開催(Zoom)となります。
募集人数: 先着100名まで(各講座)
受講時間: 60~90分(各講座)
受講料 : 講座によっては有料講座もございます。
*申込みは、こちらからお願い致します。
手続き・参加の方法は「受講手続き」をご覧ください。
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第7回講座 開催
北方美穂氏「フィンランドが教えてくれたこと」
~すべての子どもが幸せな社会をめざして~
2021年11月28日、桜蔭塾第7回講座に、北方美穂さんをお迎えしました。
初めて同窓会会員が講師としてきてくださいました。会員の誰でもが講師として立って頂くための口火になるようにと願っての講座でした。全国各地の同窓生から多数申し込みがあり、当日は72名の受講となりました。
講演では、北方さんとフィンランドとの出会いに始まり、森と湖の国フィンランドの自然とよくマッチした城や教会、斬新なデザインの駅や美術館など、美しい青空の下のお写真を見せていただき、ちょっとした旅行気分も味わわせて頂きました。
夏冬の日照時間が大きく違うこと、「妊娠がわかったらネウボラへ」と100%の子供を国が把握する一環となっている社会制度ネウボラ、「ヨーロッパ一不味い」といわれていた食については、今ではすっかりおいしくなっているとか、コーヒーやアイスクリームが好まれていることなど教えて頂きました。
印象的だったのは、図書館の中の写真。とても居心地がよさそうな空間、分け隔てなくつながっている、それがそのまま社会を現しているように思いました。
最後に、最年少の女性首相サンナ・マリア氏
平等のためのオンブズマンの一員ピルッコ・マキネン氏、ムーミンの作家トーヴェ・ヤンソン氏など、女性の活躍も話して頂き、我々の励みにもなりました。
チャットの質問にも適宜答えて頂き、臨場感たっぷりの講演でした。北方美穂さん、本当にありがとうございました。