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桜蔭塾 第3回講座報告

<開塾記念講演>

髙﨑みどり先生「日本語の歩む道」

~「令」「和」から“共生(やさしい)日本語”まで~

2021年5月16日、第3回開塾記念講演に、髙﨑みどり先生をお迎えしました。今回は先生のご自宅からのZoom配信で、アメリカからの参加者を含む80名が受講しました。

講演では、日本語について、そのはじまりから、中国語の取り込み、外来語と外行語、現代の“役割語”や“打ち言葉”、外国人にもわかりやすいやさしい日本語に至るまで、多様な観点で語られました。

日本語は漢字・平仮名・カタカナ・ローマ字の4文字体系を持つ独特な言語で、豊かな言葉遊びを楽しむことができる一方、まだまだ変化・進化できるエネルギッシュな言葉であることを改めて気づかされた、とても深い内容の講演でした。

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先生の穏やかで優しい語り口も大変印象的で、アンケ―トでは第2弾の講演を期待する声もたくさん寄せられました。髙﨑先生、本当にありがとうございました。

★受講者からの感想★

・大変楽しく興味深い講義でした。「打ち言葉」「やさしい日本語」には、なるほどと思わされました。日本語学は大学進学の際に検討した分野であり、新書を読みあさり、今も興味のある分野です。今後も髙﨑先生のお話をお伺いしたいです。

・卒業後 25 年ぶりに日本語学の講義を聴く機会となりました。現代の変化に即した内容で、とても興味深く、楽しく参加できました。

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・言葉の変化は身近に耳にするものですが、外行語、打ち言葉、ミ形等、どれも初めて知る用語で興味深くて、もっと知りたくなりました。楽しく受講させていただき、ありがとうございました。

・最近、ハングル語や中国語をかじっていると、日本語はこれらとどういう関係にあったのか、やまとことばはどう生まれたのかと思っていました。この辺をうかがえて興味深かったです。 70 代となった今、テレビで若い人が話すことばがわからないこと多々ありです。今様の言葉もなるほどと感心しますが、誰にも伝わるように、誰もが正調?も知っていてほしいです。

・桜蔭塾でチャット機能を始めて使いました。 自ら書き込むことで受け身ではなく主体的に参加している感覚を持つことが出来ました。

・講演と平行してのチャットはやめて欲しいです。講演後にチャットタイムをもうけてその中から質問などを取り上げてお答えいただくなどの形にしていただければ嬉しいです。

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・打ち言葉、方言コスプレ、役割語が興味深く新鮮でした。若い人と話していて「つらみ」などのミ言葉の意味がわからないで戸惑っていました。それほど気にしなくていいのがわかってうれしいです。 研究者の方は漫画やアニメ、サブカルチャーまで広く題材にされるんですね。

・幼い子供がいるので、自宅に居ながらにして講義を受講できることは大変貴重な機会でした。新しい日本語、打ち言葉やミ形の研究は興味を持ちました。今後も是非受講させていただきたいと思います。

・日本語の成り立ちから現代、未来まで、幅広く盛り沢山の内容で、興味深く拝聴致しました。時間の関係で、いささか駆け足気味でしたが、緊張感を持ってついて行くことができました。またいつか何回かに分けてゆっくりと話をふかめていただく機会もあればと思います。どうもありがとうございました。

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